食品添加物の種類はたくさんあります。今回は基本調味料(味噌)に入る食品添加物をわかりやすく解説します。私は食品開発および小売事業を16年間経営してきました。
自社商品の開発では、缶詰、レトルト食品、乾燥野菜や果物を企画→設計→試作→生産→営業→自社店舗、ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo)販売。この経験を基に記事を書いています。
スーパーでみそを選ぶとき「無添加」という表示が気になったことはありませんか?実は味噌に使われる食品添加物にはそれぞれ明確な役割があり、安全性も科学的に評価されています。この記事では、味噌に使用される主な食品添加物の種類・目的・安全性と、「無添加みそ」の正しい定義をわかりやすく解説します。
この記事のポイント
- 味噌に入る食品添加物は?
- 食品添加物の種類や役割
- オススメの無添加・有機味噌
ごはんなび📌30代で直腸の「悪性腫瘍」発症
手術後無添加食へ🌱転移なく7年目
法人経営16年(飲食店、卸、小売)
缶詰・レトルト・ドライ商品を開発
闘病中に無添加商品を探すのが大変
ごはんなびをスタート
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厚生労働省の食品添加物リストに基づき、ひと商品ごとに原材料を厳しくチェックしています。詳しい安全基準や除外成分の根拠は「ごはんなびの無添加基準と運営方針」をご覧ください。
味噌に使われる主な食品添加物4種類
| 添加物 | 主な目的 | 詳細な役割 |
|---|---|---|
| 酒精 | 発酵停止・防腐 | 酵母の活動を抑え、容器の膨張や過度な熟成を防ぐ。 |
| 着色料・漂白剤 | 色調の安定 | 酸化による変色を防ぎ、見た目を一定に保つ。 |
| 保存料 | 微生物の増殖抑制 | カビや細菌の繁殖を抑え、保存期間を延ばす。 |
| 調味料・甘味料 | 味の調整・補強 | 旨味や甘みを足し、塩味を和らげる(だし入り等)。 |
一般的な味噌には、酒精、着色料・漂白剤、保存料、調味料(アミノ酸等)・甘味料などの食品添加物が入ります。
味噌に含まれる食品添加物(酒精・保存料・調味料(アミノ酸等)など)は、主に「発酵の制御(容器の膨張防止)」「品質の安定」「風味の補強」という明確な目的のために使用されており、科学的に安全性が確認された範囲内です。自然な風味や熟成の変化を楽しみたい方は「無添加みそ(大豆・米・麦・塩・麹のみ)」を選びましょう。
酒精(エタノール/発酵アルコール)
[最もよく見られる添加物] 酒精(エタノール) サトウキビやトウモロコシ由来の発酵アルコールで、味噌への添加量は通常2〜3%程度です。酵母菌の活動を抑制して二酸化炭素の発生を防ぎ、容器の膨張・変形を予防します。また、過度な発酵臭の抑制や色・風味の安定化にも貢献します。酒精は加熱により揮発し、味噌汁として摂取する際にはアルコール分はほとんど残りません。しかし、厳密にアルコールを避けている方や、アルコールに対して過敏な反応がある方は、原材料にアルコールが含まれない商品を選ぶことを推奨します
着色料・漂白剤
[視覚品質の維持] ビタミンB2 / 次亜硫酸ナトリウム ビタミンB2は酸化による変色を抑え、鮮やかな黄〜茶色を保ちます。合成添加物ですが、本来は肉や卵に含まれるビタミンの一種です。次亜硫酸ナトリウムは白みそなどの色調を明るく保つ漂白剤で、熟成中の褐変を抑制します。熱に不安定なため、味噌汁として加熱すると大部分が分解されます。
保存料(ソルビン酸K)
[保存性向上] ソルビン酸K カビ・酵母・細菌などの微生物増殖を抑制し、保存期間を延ばします。水溶性で味や匂いへの影響がほぼないため、味噌本来の風味を損ないません。国際機関(JECFA)および厚生労働省により、一日摂取許容量(ADI)の範囲内での使用であれば安全と評価されています。
調味料(アミノ酸等)・甘味料
[味の調整] アミノ酸等 / グリチルリチン酸二ナトリウム アミノ酸等の調味料は人工的な旨味を加え、だし入り味噌に多く使われます。甘味料のグリチルリチン酸二ナトリウムは甘草由来で砂糖の約200倍の甘さを持ち、塩味を和らげる「塩なれ」効果があります。使用できる対象食品は「しょうゆ」と「みそ」に限定されています。
調味料(アミノ酸等)
うま味を補強したり、風味を整えたりする目的で使用されます。
- L-グルタミン酸ナトリウム
-
最も一般的なうま味調味料、グルタミン酸のナトリウム塩。
- イノシン酸ナトリウム
-
かつお節などに多く含まれるうま味成分。
- グアニル酸ナトリウム
-
干ししいたけなどに多く含まれるうま味成分。
- DL-アラニン
-
甘味やコクを付与する。
- グリシン
-
甘味やコクを付与する。
味噌は、大豆や小麦のタンパク質が麹菌の酵素によって分解され、自然に多くのアミノ酸(特にグルタミン酸)が生成されることでうま味が生まれます。しかし、製品によっては、さらにうま味を増強したり、味のバランスを調整したりするために、外部からこれらの調味料が添加されることがあります。
「アミノ酸等」の表示の理由
「アミノ酸等」と一括して表示されるのは、食品表示法により、複数のアミノ酸系調味料や核酸系調味料が使用されている場合に、個々の名称を列挙せずにまとめて表示することが認められているためです。
「アミノ酸液」との違い
混同されやすいものに「アミノ酸液」がありますが、これは食品添加物としての調味料とは異なります。アミノ酸液は、大豆などのタンパク質原料を塩酸などで分解して得られる液体で、これを味噌の原材料の一部として使用する製法(混合醸造方式、混合方式)があります。アミノ酸液も結果としてうま味成分であるアミノ酸を多く含みますが、原材料として扱われます。
一方、「調味料(アミノ酸等)」は、食品添加物として、完成した味噌やその製造過程で味を調整する目的で加えられるものを指します。このように、味噌における「調味料(アミノ酸等)」は、うま味の強化や味の調整に重要な役割を果たしています。
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味噌に食品添加物を使う理由
食品添加物の使用はコスト削減だけでなく、流通形態と消費者ニーズへの対応という側面があります。以下の表は「食品添加物あり」と「無添加」の主な違いをまとめたものです。
| 項目 | 食品添加物使用味噌 | 無添加味噌 |
|---|---|---|
| 容器 | 密封容器でも膨張せず、スーパーでの取り扱いが容易 | 炭酸ガスを逃がすバルブ付き特殊容器が必要 |
| 品質 | 一定の色・味・香りを維持できる | 家庭内でも熟成が進み、色や風味が変化する |
| 風味 | 現代人に親しまれた穏やかな味わい | みそ本来の強い風味と香りが残る |
| 製造 | 標準的な容器・工程で製造可能 | 特殊容器・管理コストが価格に反映されやすい |
「無添加味噌」の定義と表示ルール
「無添加」という言葉は曖昧に使われがちですが、みそ業界では公正競争規約に基づく厳格な運用がなされています。
「無添加味噌」に使用できる原材料
使用可能な原材料はこの5つのみ 大豆・穀類(米・麦等)・食塩・種麹菌・発酵菌。これ以外の添加物(加工助剤・キャリーオーバーを含む)が一切ないことが条件です。
加工助剤・キャリーオーバー
大豆や穀類の処理に使う漂白剤・消泡剤・乳化剤などを「加工助剤」といいます。また、原材料(食塩など)に由来する添加物の微量残留を「キャリーオーバー」と呼びます。無添加味噌はこれらも含んでいないことが求められます。
私がオススメする無添加味噌
調味料(アミノ酸等)、着色料、保存料、甘味料を使用しない。おすすめの無添加味噌。
山高味噌 匠御膳 天然醸造みそ
| 商品名 | 販売 | 原材料 | 添加物 |
|---|---|---|---|
| 匠御膳天然醸造みそ | 山高味噌 | 大豆(遺伝子組換えでない)、米、食塩 | なし |
国産大豆と国産コシヒカリ米を使用し八ヶ岳天然醸造蔵でじっくり熟成させた一味違う、円やかな深みのある味です。

- バランスが取れている一品。味噌汁を作る時はだいたい3種くらい使用しますが、単独でも十分いけます。 味に深みがあるんでしょうね。 溶けやすいのもありがたいですね。
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芳醇 合わせ味噌
| 商品名 | 販売 | 原材料 | 添加物 |
|---|---|---|---|
| 芳醇合わせ味噌 | ますやみそ | 麦みそ(大麦、大豆、食塩)(国内製造)、米みそ(大豆、米、食塩)、(一部に大豆を含む) | なし |
ますやみその芳醇合わせ味噌は、国産大麦を使用した麦味噌、国産米を使用した米味噌を合わせた無添加の合わせ味噌です。

- すべて良し。我が家の好みにぴったりでした。 豆、麦単品より合わせみその方がいい味が出てとても美味しいですね。それに無添加、無農薬で安心安全な味噌で良いものを見つけたなと思います。次もリピートします。
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円熟こうじみそ
| 商品名 | 販売 | 原材料 | 添加物 |
|---|---|---|---|
| 円熟こうじみそ | ひかり味噌 | 米(国産)、有機大豆、食塩 | なし |
1993年の発売から20年以上にわたり好評を得ている当社のロングセラー商品です。糀の持つ自然の甘みやしっかりとしたうま味を存分に楽しめる、まろやかな味わいと豊かな香りが特長の、有機大豆と国産米と天日塩だけで作った味噌です。

- 美味しいよ。お気に入りのブロガーさんが、レシピの中で使用されていたので、早速購入。美味しいので友人にもプレゼントしました。
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私がオススメするオーガニック(有機)味噌
オーガニック(有機)味噌を選ぶメリットは、原料となる大豆や小麦の栽培方法が化学肥料を使用しない、遺伝子組み換え食品ではないことです(海外産の原料でも)。
海の精 国産玄米味噌
| 商品名 | 販売 | 原材料 | 添加物 |
|---|---|---|---|
| 国産玄米味噌 | 海の精 | 大豆(非遺伝子組み換え)、米、塩(海の精) | なし |
米麹のおだやかな甘味と旨味。原料はすべて国産。天然醸造の“生(なま)”タイプ。国産特別栽培の丸大豆と玄米、秩父の城峰山頂付近からわく天然水、そして伝統海塩「海の精」を原料とし、伝統的な製法にこだわっています。

- 一番好きな味噌。人それぞれ好みはあるでしょうが、 僕はこのお味噌で作ったお味噌汁が一番好きです。
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無肥料 自然栽培 有機みそ「未来」
| 商品名 | 販売 | 原材料 | 添加物 |
|---|---|---|---|
| 有機みそ「未来」 | マルカワみそ | 有機大豆(北海道産)、有機米(宮城県産)、食塩 | なし |
貴重な自然栽培のお米と大豆を使った味噌。自然栽培の原料で仕込んだお味噌。甘口で、特に女性やお子様に人気です。お米と大豆、厳選した塩で製造した全国的にも珍しいお味噌です。
- ともかく美味しい。このまま味噌だけで食べても美味しい。 他の味噌とは味わいが違うし、満足感があります。 家族も喜んで、味噌汁を食べてくれました。
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無添加・有機味噌:商品比較リスト
| 商品名 | 販売 | 原材料 | 特徴 | 添加物 |
|---|---|---|---|---|
| 匠御膳天然醸造みそ | 山高味噌 | 大豆(遺伝子組換えでない)、米、食塩 | 国産大豆と国産米を使用し八ヶ岳天然醸造蔵でじっくり熟成させた、深みのある味わい。 | なし |
| 芳醇合わせ味噌 | ますやみそ | 麦みそ(大麦、大豆、食塩)(国内製造)、米みそ(大豆、米、食塩)、(一部に大豆を含む) | 国産大麦の麦味噌と国産米の米味噌を合わせた、無添加の合わせ味噌。 | なし |
| 円熟こうじみそ | ひかり味噌 | 米(国産)、有機大豆、食塩 | 有機大豆と国産米と天日塩だけで作った、まろやかな味わいと豊かな香りの味噌。 | なし |
| 国産玄米味噌 | 海の精 | 大豆(非遺伝子組み換え)、米、塩(海の精) | 国産の丸大豆と玄米、天然水、伝統海塩「海の精」を原料とした天然醸造の生味噌。 | なし |
| 有機みそ「未来」 | マルカワみそ | 有機大豆(北海道産)、有機米(宮城県産)、食塩 | 貴重な自然栽培の米と大豆、厳選した塩で仕込んだ、甘口で特に人気の高いお味噌。 | なし |
無添加・有機味噌ランキング
![]() | 山高味噌 匠御膳 天然醸造みそ4.5 Amazon 楽天 Yahoo Amazon口コミ |
![]() | 海の精 玄米味噌4.3 Amazon 楽天 Yahoo Amazon口コミ |
![]() | 鶴味噌醸造 あわせみそ 鶴4.6 Amazon 楽天 Yahoo Amazon口コミ |
![]() | 山吹 無添加コクとかおり4.6 Amazon 楽天 Yahoo Amazon口コミ |
![]() | フンドーキン 生詰あわせみそ4.1 Amazon 楽天 Yahoo Amazon口コミ |
味噌に入っている食品添加物についてのよくある質問
- 味噌によく入っている食品添加物は?
-
一般的な味噌には主に4種類の食品添加物が使われています。①酒精(エタノール):発酵を止めて容器の膨張を防ぐ、②着色料・漂白剤(ビタミンB2、次亜硫酸ナトリウム):色調を安定させる、③保存料(ソルビン酸K):カビや細菌の増殖を抑制する、④調味料(アミノ酸等)・甘味料:うま味や甘みを補強する、の4つです。
- 味噌の食品添加物は体に悪い?安全?
-
現在、味噌に使用されている食品添加物は、厚生労働省および国際機関(JECFA)によって1日摂取許容量(ADI)の範囲内であれば安全と評価されています。たとえば最もよく見られる酒精(エタノール)は加熱調理でほぼ揮発するため、健康への影響は極めて低いとされています。ただし、添加物を気にする方や自然志向の方には無添加味噌を選ぶことも一つの選択肢です。
- 「酒精」とはどんな添加物?アルコール?
-
酒精(エタノール)はサトウキビやトウモロコシを原料とした発酵アルコールです。味噌への添加量は通常2〜3%程度で、酵母菌の過剰な発酵を抑え、二酸化炭素の発生による容器の膨張・変形を防ぐ役割があります。加熱調理でほぼ揮発するため、味噌汁にして食べる場合は実質的に体内への影響はほとんどないとされています。
- 「調味料(アミノ酸等)」は何のために入っている?
-
うま味の強化と味のバランスを整えるために使われます。代表的なものにL-グルタミン酸ナトリウム(昆布のうま味成分)、イノシン酸ナトリウム(かつお節のうま味成分)、グアニル酸ナトリウム(干ししいたけのうま味成分)などがあります。天然の味噌は熟成の過程で自然にアミノ酸が生成されますが、だし入り味噌などはさらにこれらを添加してうま味を補強しています。
- 「無添加味噌」とはどういう基準で定義されている?
-
みそ業界の公正競争規約に基づき、使用できる原材料は「大豆・穀類(米・麦等)・食塩・種麹菌・発酵菌」の5つのみとされています。加工助剤(漂白剤・消泡剤・乳化剤など)やキャリーオーバー(原材料に由来する添加物の微量残留)も含んでいないことが条件です。単に「使っていない添加物がある」だけでは無添加とは呼べないため、ラベル表示をしっかり確認することが重要です。
- スーパーで買える無添加味噌はある?
-
はい、あります。イオン系列やコープ(生協)などのスーパーでも取り扱いのある無添加味噌があります。たとえば「山高味噌 匠御膳 天然醸造みそ」はイオン系列やコープでも販売されています。購入の際は原材料欄に「大豆・米(または麦)・食塩」のみと記載されているかどうかを確認しましょう。
- オーガニック(有機)味噌を選ぶメリットは?
-
有機味噌の最大のメリットは、原料となる大豆や穀類が化学肥料・化学合成農薬を使わずに栽培されており、遺伝子組み換えでないことが保証されている点です(海外産原料でも同様)。無添加であることに加え、原料の栽培段階からより自然に近い食品を選びたい方に適しています。
添加物入り味噌と無添加どちらを選ぶべき?
添加物を使用した味噌と無添加味噌は、どちらが優れているかではなく、それぞれに明確な役割と特徴があると知ることが重要です。
利便性・保存性・価格を重視するなら添加物入り味噌が向いています。一方、味噌本来の強い風味を楽しみたい、自然志向のライフスタイルを送りたいという方には無添加味噌が適しています。
どちらを選ぶにしても、表示ラベルをしっかり確認する習慣をつけることが第一歩です。
今回はかなり詳細に味噌に入る食品添加物をまとめました。和食では必ず使用する味噌ですが、大量生産や流通、長期保存のために食品添加物が使用されています。
できれば無添加味噌を使いたいですね。私は山高味噌の『匠御膳 天然醸造みそ』が好みです。味噌のコクがあり、合わせ味噌が好きなのでよく使います。販売店舗によりますが、イオン系列店舗やコープでも山高味噌は販売されています。
味噌は赤みそや白、合わせなど味噌の種類や好みには幅がありますが、自分に合った無添加味噌を探しましょう。
国産無添加味噌21選やスーパーで買える無添加食品もまとめています。参考にしてください。最後までご覧いただきありがとうございます。









